ショートストーリー

明日への贈り物 Episode33

ショートステイで子どもを預かる里親夫婦

いばらきの子どもと子育てファミリーへある家族の物語をご紹介します。
この物語が誰かの救いや気づき、そして児童虐待防止につながることを願って。

きっかけは些細なこと 無理せずとも誰かの助けに

我が家は時折、幼い子どもの養育を受け入れている。里親の活動を始めたのは2年ほど前のこと。
息子が独り立ちし、長年の子育てを終えた時に偶然、里親制度のことを知り「誰かの力になりたい」と思ったのがきっかけだった。

私たち夫婦の場合は1日または週末の数日間など、短期間だけ子どもを預かることが多い。もちろん最初は戸惑うことばかりだったけど、今は子どもとの時間が新鮮でとても楽しく、夫婦の話題はいつも子どものことばかりだ。

「お子さんを一人預かっていただけますか?2歳の男の子です」ある日、市の担当のMさんから受け入れ相談の電話が鳴った。ママが少し育児に疲れてしまい、相談に来たという。お互いの希望時期が合致したのでOKと返事をした。
「元気なお子さんみたいなのでいっぱい遊んであげてくださいね」その言葉を夫にも伝えると「なら、あのおもちゃで遊ぶかな?庭にも何か用意しようかな」と気合十分の様子。

いよいよ当日の朝。『どんな子が来るかな』不安と高揚感を胸に、迎える準備をしていると「ピンポーン」と家の呼び鈴が鳴った。「はーい」私はひと呼吸して、とびきりの笑顔を作って玄関のドアを開けた。

※取材した実例をもとに一部フィクションを加えています

虐待かなと思ったら児童相談所虐待対応ダイヤル189番へ子育てに悩んだら児童相談所相談専用ダイヤル0570-783-189
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